「まじめの罠」を認識してから

何カ月か前に、勝間さんの「まじめの罠」を読みました。自分のやってきたことを振り返り、まじめの罠にはまっていた時期がなかったかどうか、考えました。

学位を取得してから、10年以上経ちました。さまざまな人たちと関係したり、御世話になりながら、研究しています。
イデアを考えるときはとても楽しいですし、また論文が受理されるまでには、粘り強い努力が要ります。

勝間さんの「まじめの罠」の本によりますと、まじめの罠にはまっている人には、特徴があるようです。
異質な考えを認めたがらず、過剰に指摘や批判をして、自分の存在感をでっちあげるのだそうです。

イデアを具体的な計画にして何かを開始するとき、周囲を説得する、理解していただく、ということが、組織の中で働いているときは大抵あります。しかし、だれにどの程度どの段階で説明すべきかについて、正解はなく、そのときの勘どころによります。

研究とは、対外的に成果を示す、社会的活動です。良い成果を出していかないと、生き残ることができません。だから、アイデアを出し、ご批判を頂きながら、遂行し、世に成果を示さないといけないのです。