ふるさとがどこかと訊かれたら

今週のお題「私のふるさと」
アメリカに住んでいた時、"Where are you from?" と訊かれて、シンプルに"Japan"と答えることができて、単純明快だった。べつに良くも悪くもないけれど。
もし自分が帰国子女だったら、少し説明が増えそう。

転勤族の家族として育ててもらいました。住んできたのは日本のあちこちです。それぞれのところに思い出があります。

幼少のころ、横須賀では米軍関係の家族の方たちと交流があった。
小学校に入ったころ、琵琶湖で泳いだ。
徳島では、川で魚釣りにつれて行ってもらったり、シジミを捕ったり。
大分に住んだら、学区内に古墳があった。

両親は、九州北部の出身です。もし私のDNAを抽出して、SNPジェノタイプで主成分分析などすれば、きっと九州の人たちの分布の中に入ることでしょう。

生まれ育ったところ、祖先のルーツ、古くさかのぼれば人集団の歴史。
最近では人はあちこちに移動するので、故郷は一か所でない人の割合が増えるでしょうし、国際結婚の子供も増えるでしょう。だけどなぜか、故郷やルーツというは、何ともかけがえのない愛おしいものです。