突然変異率の研究 − タンパク多型 (1970's)

Spontaneous mutation rates at enzyme loci in Drosophila melanogaster | PNAS
Mukai & Cockerham (1977) PNAS
突然変異率の研究は、DNAレベルでなかった昔は、電気泳動で見るタンパク多型が主流でした。選ばれた酵素のタンパク多型を調べて、ゲノム全体のことを推定。これは向井輝美先生(故人)の論文で、対象の生物はキイロショウジョウバエですが、塩基サイトあたり世代あたりの突然変異率が10^-9のオーダーで推定されたのは、かなりいい線だと思う。