読書「センス入門」 - 筑摩書房

今週のお題「夏に読みたい1冊」
センスの良い人になりたい、と思いながらも、日常生活ではなかなかうまくいってないこともあります。
大学に勤務しているのですが、Cafe Boook (東北大青葉山キャンパス)でこの本と出会いました。著者は、暮らしの手帖の編集長です。
読んでみると、センスがいいとはどういうことか、様々な視点から書いてあります。
引き込まれるように読みたい内容だけれど、あえて時間をかけて少しずつ読みました。センスの良し悪しとは、人生の質を決めること。
そして大切なことは、センスを磨いてかつ、「他人を受け入れる気持ちを大切にすること」、と書いてあって、なるほどと思いました。
人生においてセンスを磨くとは、決して他人と差をつけて自己満足を得ることではないのですね。
センスを磨くことは、とても奥深くて幅広いので、人の文化で受けづかれた日々の心得のようなものだと実感しました。
著者のお勧めの一つは、私立の美術館に行くこと。公立と違って、私財を投げ打っているから、良いセンスが凝集されているのだそうです。もっと行きたいですね。
センスの良い人になりたくても、うまくいかないことが色々あることの主要因はなんだったのだろうか? おそらく、センスを磨くことの意味の広さや意義の深さが認識できていなかったようです。この本に出会えて良かった。